バイアグラ

バイアグラについて: バイアグラは世界で一番有名なED治療薬です。性行為の30分前の空腹時に服用して効果が最大４時間持続します。 もともとは血圧、心臓病の治療薬でしたが、臨床試験で心臓病に対する効果等は発揮できず、代わりにペニスの勃起力向上の効果があることが確認されました。それまで主な治療法だったホルモンやパパベリンの注射、またはプロステーシスの注入などに比べ、バイアグラは口から飲む錠剤で格段に治療が易しくなりました。バイアグラの登場は男性ED患者の世界を劇的に変えたのです。

バイアグラの使用目的: 男性器勃起不全薬（ ED治療薬） です。バイアグラ(VIAGRA成分名:クエン酸シルデナフィル）という酵素阻害剤で、ペニス（男性器）の勃起を解消させる酵素の働きを阻害することによ り、勃起反応を長引かせる事を目的とする薬品です。性欲を増加させる薬品ではありません。勃起するのを助け、勃起の持続を長く保つための薬品です。射精した後は、勃起は収まります。 この薬品は興奮しているのに勃起ができない、または困難という方に効果があります。 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を最近6ヵ月以内に患った方は、バイアグラを服用した場合、大変危険な状態に陥る恐れがありますので絶対に使用しないでください。また6ヶ月以前にこれらを患った方も、必ず心血管系障害の有無等を事前にご確認ください。 服用する際は必ず医療機関でバイアグラの特性、副作用、タブー事項等の説明を受けよく理解した上で、用法・用量をきちんと守りご使用ください。

バイアグラの効果・効能: 性交を行う前に服用すると、勃起力を強化させると同時に、硬く保つこともできます。この薬品の特徴は、短時間で何度も性行為を行えることです。 持続時間は約4時間で、効果が出始めるのは服用してから約1時間後です。 バイアグラは勃起を妨害する酵素の働きを抑止し、男性機能の強化を促します。バイアグラは性欲増進剤ではありません。またこの薬品によって、精液の量は増減しません。

バイアグラの成分: クエン酸シルデナフィル（Sildenafil Citrate）

バイアグラの使用方法： 統計によると、バイアグラは性行為の約３０分～１時間前に服用すると最適な効果を発揮することができます。 効果が現れるまでの時間には個人差がありますが、それ以外にも、食事の前後どちらに服用したかによる差も出てきます。 一般的に、空腹時に服用すると即効性があり、効果が出るまでの時間が短縮されます。 一方、食事後などの満腹時に服用すると、胃の中にある食べ物とバイアグラが混ざり合ってしまい、吸収率が低下することによって効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。 さらに、効き目自体も薄れる可能性が指摘されているため、食後の場合は１時間程度の間を空けての服用が効果的です。 ※医師の指導、または自己責任に基づいて服用して下さい。

バイアグラ服用の回数: バイアグラの服用回数は、一日一回とし、必ず24時間以上空けて下さい。 血中濃度の過度な上昇は36時間あけなくても起こらないことが分かっていますが、それ以上の服用はよくありません。 (また、毎日の服用はおすすめ出来ません。)

バイアグラ使用上の注意:

■ 特別な治療を受けている方、または他の医薬品を服用中の方は、ご使用の前に、医師または薬剤師にご相談ください。何か違和感が生じましたら、服用を直ちに止め、かかりつけの医師などにご相談下さい。 

■ 女性、妊婦、授乳中の方が使用禁止。 

■ 18歳以下、75歳以上の方が使用禁止。 

■ 過去6ヶ月以内に厳重な心臓病のあった方が使用禁止。 

■ 厳重な高血圧の患者は服用禁止。 

■ 90日以内に心筋梗塞の患者が服用禁止。 

■ 慢性炎症の患者或いは性交の時に炎症の発生者が服用禁止。 

■ 手術の後で6ヶ月以内は服用禁止。 

■ この薬品をお子さんの届かない所に保管してください。 

■ 15℃～30℃の湿気、及び直射日光のあたらないところで保管してください。

なぜ勃起力低下ＥＤになるのか: EDの背景にある原因はさまざまですが、そのほとんどは治療可能です。糖尿病や高コレステロール、高血圧などは時間をかけてペニスの血管を損ないEDの原因となることもあります。太りすぎやアルコールの飲みすぎ、たばこ、あまり動かない生活スタイルといった原因もあります。さらにうつ病やストレスなどの精神的な要素もEDの原因となりかねます。具体的な原因は医師によってのみ診断が可能です。